エリートな彼は溺愛を隠さない
誤解じゃなくなる時
次の日―――。

綾芽はきちんと出社していたが、昨日の事がまるで夢であったかの様に俺とは目も合わせなかった。

「なっつや~、お前、昨日どうだったんだよ~」

俺の心理とは裏腹な高テンションで小高が話しかけてきた。

「…は?何が」

動揺しまくりの俺は何とか言葉を返した。

まさか、綾芽と一緒にいるとこ、見られてたのか…?

「うっわ、機嫌悪~!
何だ、お前、うまくいかなかったのかよー!」

ドキリ…。
なっ、何で!?
どこから覗いてたんだよ、こいつは!!

「ナース人気ナンバーワンの正美ちゃん、かっさらっといてよ~!
ホテル入ったとこまでは俺も見てたんだけどさぁ」

え。



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