Rose of blood *short story*
◇ローズ◇

プロポーズ

いい天気だなぁ~。


こんなに良いお天気でもシエルやジョシュお兄様はお仕事。


シエルたちは基本明るい時間に外に出たくないらしいけど、毎日毎日室内での仕事は大変だよね。


私はラキと2人でテラスでお茶を飲んでいる。


楽しい反面、私ばっかりのんびりしていてなんだかシエルに申し訳なくも思う。



「だいぶお腹が目立ってきましたね」

「そうなの。合うドレスが中々ないし、眠るのも大変」

「順調のようですので安心致しました」



早いものでもう妊娠して7ヶ月が過ぎた。



シエルは妊婦用のドレスをそろえればいいと言ってくれたけど、すぐに着なくなるのにたくさん買う必要はないと思って最近ドレスは同じようなものばかり着ている。






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