私の愛する貴方

第二章

シックSide




「シック様、今日の予定は今乗っている馬車で地方の視察に行った後、城にお戻りになられて公務をやる予定でございます」




はぁ。今日も同じことか・・・俺の父親が死んでから俺は王の座を継いだ



それから五年。同じことの繰り返しを毎日毎日やっている・・・




「あぁ。分かった」




今日もいつも通りに終わると思い地方の視察をしていた




「視察も終わりましたし、馬車にお乗りください」




「あぁ」




しばらく馬車に乗り外を見ていると俺は、この国にはない変わった服を着た少女が倒れているのを発見した




「おい。馬車を今すぐ止めろ」




俺は、すぐに馬車を止めさせさっきの場所に走った




そこには馬車の中から見た少女が血を流しながら倒れていた



「陛下その少女は？」




俺の腕の中にいる少女を見て驚いた様子の俺の側近のエリザックが聞いてきた