透明な水
第六章
焼きたてのパンを買って帰った。


車で通りかかったら行列が出来ていたので聞くと、20個限定のパンらしい。

光ちゃんは、食欲がないだろうけど、パンの匂いだけでも…と思った。

光ちゃんは、起きて新聞を読んでいた。

「お帰り。お!いい匂いだな。」

「食べる?」

光ちゃんは、一瞬顔が曇ったが、私の入れたコーヒーを飲みたいと言った。
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