死への救急搬送
死への救急搬送


4月13日

朝食後

「乗せて行こか?」


「抜糸だけやから一人でいける」


「ほんとに大丈夫なん。仕事は明日でもいいし乗せて行くで」


「大丈夫やって」


「なら仕事へ行ってくるで。片づけだけやから1時間くらいで済むし」

私は仕事に出ます。
8時頃でした。

家内がいつ家を出たのか知りませんが病院が9時からなのでそれに間に合うように行ったと思います。




私は仕事を終え9時半過ぎに家に帰ると家内の車が止まっています。

「どうしたん。まだ病院へ行ってないん」

私はいつも診察には長い時間がかかるので、まさかこんなに早く帰ってきているとは思わなかったので聞きました。


「もう行ってきたで」


「うそ~」


「抜糸だけやから1番に呼んでくれて5分で終わったわ」


「ほんまぁ。めちゃ早かったんやなぁ」


「こんな早いの初めてやわ」


「良かったやん」
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