牛乳と猫スーツ。
9…潜入!目指すは部室の牛乳プリン。
【清掃活動の次の日】
「ウパ子〜、仲間が来たぞ〜。」
彩華が以前捕まえたウーパールーパーの水槽に、昨日の賞品でもらったウーパールーパーを入れる。
「仲良くするんだぞ〜、ウパ郎。」
やっぱり彩華のネーミングセンスは悪い。
「直樹、彩華、仕事だ。」
パソコンを操作している蓮に呼ばれる。
「この依頼をやってきてくれ。」
「りょうか〜い、兄貴。」
「珍しいですね、会長がパソコン使ってるなんて。」
渡された依頼のプリントを見ながら言う。
「警備システムの見直しだ。生徒がいる昼間は通常警備システム、夜間は侵入者を捕獲するシステムにしようと思ってな。」
「でもまたロボットが暴走したらどうするんですか?」
前回みたいに暴走されたら困る。
「ロボットは昼間しか動けないようにしたし、夜は専用の倉庫に入ってるから大丈夫だよ。それより今は仕事を頼む。」
蓮に言われて、彩華と直樹は仕事に行った。
数分後…。
「蓮、持ってきたぞ。」
菫がダンボールを持って入ってくる。