欲望チェリ-止まらない心
思いがけない展開
――翌日






「はぁ…」


甘いため息


昨日のひー君を何度も思い出しては、胸がきゅう…と甘くなる。


ひー君…

好き…

逢いたいなぁ



そんな休み時間


「あれ~三咲なぁに、その顔~?」


萌菜ちゃんがあたしを覗き込むように言ってきた。


「え?顔?顔がなに?」


あたし、顔に何かついてる?


「え~自覚ないのぉ?!三咲、朝からずっとニヤニヤしてるよ?」


「へ?!う、うそ?」


あたしは両手で頬をはさんだ。


そんなあたしに、萌菜ちゃんが顔をさらに近付けてくる。


「まさか…ひー君とエッチしたの?!」


「…!!!///」


エェ…エッチ!?


萌菜ちゃんの言葉にあたしはポンと赤くなる。


「そっ…そんなこと…まだしてないよっ!」


「え~じゃあ…」


萌菜ちゃんは唇に人差し指を当てながら首を傾げた。


「キスしたとか?」


「!!!///」


や、やだ

顔が、あっ…熱いよ~!


あたしは両手で顔を必死にパタパタする。


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