頭痛
第三章 それから
 悪い予感は的中した。

 数日後、呆気なく信一郎が亡くなったのである。
 余りに唐突で、秋史は驚きを隠せなかった。

 ある夜、川辺りから転落し、溺死。
 遺体からは過度のアルコール摂取が確認されたとのことだった。

 ロクに飲めもしない酒を、信一郎は舞い上がって飲み続け、夢を語るうちに、自分の限度を越えてしまったのだ。

 知らせは、警察を通じて秋史にもたらされた。警察からマークされているのは、周知の事実だった。


 主柱を失ったスーパーは、瞬く間に人手に渡った。

 信一郎の夢は、儚くもそこで潰えたのである。


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