彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
帰り道
九条くんはあたしの背中に手をあてて、子供をなだめるようにポンポンと軽くたたいてくる。


「お前さ、こんなひっついて大丈夫?」


「うん……安心する」


あたしも九条くんの背中に腕をまわし、ギュッと抱きついた。


そしたら。





「俺が大丈夫じゃないかも……」


「えっ?」


「いや、なんでもない」


九条くん、どうしたんだろ。なんだかそわそわしてる。


「……そろそろ帰る?」


「うん」


「俺、カバン取ってくるから。門のとこで待ってて」







< 236 / 510 >

この作品をシェア

pagetop