セックス·フレンド【完結】
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退院の日、隆也から、「ありがとう」という内容のメールが届いた。


それとともに、彼のこれからの大まかな予定も添付されていた。


仕事のない日は、練習や試合でぎっしり埋まっているハードな日々。


9月に入れば、全国大会出場をかけた地区予選があるから仕方ない。


それに、入院して遅れた分を取り戻さなくてはならないだろう。


彼の負担にならないようにしなければ。


きちんと考えると言ったではないか。


それに、答えは半ば出かかっていた。


もう、焦ることはない。

今のあたしに必要なのはただ待つことだけだ。


もう、小細工をする必要も自分の気持ちを押し殺すこともない。



そう思えば、気が楽になった。
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