祝福された堕天使達
許されない過去
-雅人、ねぇねぇまーさーと!-

あいつは俺に非常に好意を寄せていた。

-ねぇ、映画行こうよ。これからの予定なんて無いんでしょ?-

それに俺は気づいてはいたが、なんだかんだで避け続けた。

-最近の雅人、何か変だよ。いつも上の空になってるし…-

避け続け、あいつはいつも我慢していたのだろう。

-ど…どう言う事…-

あいつはよほどショックだったろう。

-先生と、まさ…と-

先生と生徒の関係。

-そんな関係だったなんて…-

その関係が、あいつを狂わせた。

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