王子様の溺愛カメラマン
惹かれました
目の前にはビックマックをあっという間に食べた日向くん。





まさかの5年ぶりの再会…




緊張して食が進まずチラチラ日向くんを見ていると


何を勘違いしたのか日向くんは思い出したように自分のポテトを私に向けてくれた。


「食いたかったら俺のポテト食っていいよ」


「あ、うん、ありがと~」


そうじゃなくて…

緊張してるんだよ。


日向くんはさっきから、私の全身を舐めるようにまじまじ見てる。


いやらしい視線じゃないから不快ではないけど…


それはまるで生物学者が実験体をじっくり観察するような視線で


お陰で私は全身気が抜けず、足もずっとピッチリ揃えててちょっとツラい。


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