シークレットな極上LOVE
隠されていた婚約者


「ん…、眩しい」


「おはよ。起きたか?」


朝日が差し込むベッドルームで、あたしはゆっくり目を開けた。


カーテンが思い切り開いてる…。


「彰斗の意地悪。わざと開けたんでしょ?」


まだボーッとする頭で、ゆっくりとベッドから起き上がる。


すると、苦笑いの彰斗が、あたしの手を取ってくれた。


「何言ってんだよ。由依奈が、夜景を見たいって言って、開けたまま寝たろ?」


「そう…だったけ?」


バツの悪い思いで、あたしはそのままダイニングへ行く。


テーブルには、切った果物の盛り合わせと、トーストが置かれていた。


「ごめんね。また朝ご飯を作り損ねちゃった」




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