【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
結婚生活は甘くない??

side美優紀

◇ ◇ ◇


「社長、わたしの荷物はこれで全部です」

「わかった。部屋に運んでおくから、美優紀は休んでろよ」

「お気遣い頂き、ありがとうございます。では、よろしくお願いします」

「あっさりだな、おい」

「なんですか??社長が休んでろと言ったんじゃありませんか」

「わかった、ういい。とりあえずコーヒー淹れれようか」

「はい」

わたしが社長の家にきてから半日が経った。
もう婚姻届を出したため、わたしと社長は正式に"夫婦"になった。

まだ"夫婦"だって自覚は、あまりないけど。
これからわたしと社長は、夫婦として生活しなければイケないのよね。

「社長、コーヒーが入りましたよ」

「わかった。そこに置いといてくれ」

「わかりました」

社長の家に来てビックリしたのは、社長の家があまりにも広いことだった。
わたしの部屋より何倍も広くて、一人で住むには広すぎるくらいの家なのだ。

開いた口が塞がらないっていうのは、きっとこういうことなのだろうと初めて思った。
だってそのくらい、広いのだから。

「美優紀、終わったぞ」

「ありがとうございます」

「気にするな。それよりコーヒーをくれ」

「そこに置いてあるのでどうぞ」

「ああ。 うまいな」

「ありがとうございます」
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