雪が降る町~追憶のletter~
第二章

1.白い封筒



「お昼だよっ!晶は今日はお弁当?」
「んーん。今日はないから外だよ」

じゃあいこいこ!とありさに囃したてられるが、晶のデータの入力があと少しでキリがいいこともあって2人は少し出遅れてしまった。


そこには十数人いた筈の部屋なのに10分過ぎただけで誰もいない。


「ほら!急ご!何食べる?」
「え~とね…」


「すみませーん」


丁度ドアに手を掛けた時に、そのドアの向こうから声が聞こえて勝手にドアが開いた。


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