白緑蝶"vacances【続2】
Vacances*Two

白いビキニ

翌日、御一行様はと言うと皆様
お疲れからか遅い目覚め。

私達も、海に行きたいと騒ぐ
ゆらに起こされた。

いつもよりも長い睡眠で疲れを
癒した私達は、ブランチにオム
ライスを食べて海へと繰り出す

「ゆら、待ちなさい

 そんなに急いじゃダメよ」

海から冷たい風が吹くと、私の
帽子が飛びそうになる。

「キャー」

私の頭を押さえてくれるソラの
大きな手。

「ありがとう」

日焼けしたくないが口癖のソラ
も仕方なく日焼け止めスプレー
はもちろん黒いラッシュガード
を着用して海辺を歩く。

「ひわ、カラッと晴れて
 気持ちいいな」

「うん

 海水浴日和だね

 えっ、何?」

ソラの指が、私の着ている
ラッシュパーカーのジッパーに
触れたから私は驚く。

「これ、脱いじゃえば?」
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