安堵する雨音 ―愛しき指使い―
逢瀬
それから私たちは2~3週に一度、
どちらからともなく連絡を取り、酒を飲む。



本当の『男友達』のように
ただおしゃべりを楽しむ夜もある。




けど、

『亮介の指が欲しい』と

私の体の奥が求めている時は、

気づくと彼の指が私に触れている。




私は欲しくなると、自然と飲みすぎてしまうのか
無防備に(というより、誘うように?)
眠ってしまうから、きっとわかりやすい。
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