てがみ~未来への約束~
上司?それとも……

初めての残業

デスクに置いてある、

お気に入りのひよこ時計が

もうすぐ5時を差そうとしている。


ようやく長い1日が終わるんだ。


就業のベルが鳴ったら、

羽村さんに捕まらないように

ダッシュで会社を出なくっちゃ。


そんな事を思っていた時だった。


「箕輪さん」


後ろから突然声を掛けられ、

私は素早くその方へと視線を向けた。







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