火星人門田さん
火星人海で騒動


海は僕達の街では、あまり人の少ない海水浴場だった。




しかし、駐車場は、まだ昼にもならないのにやっと入れるぐらい一杯だった。




「この暑さだからね。仕方ないね。」




美香は、そう言いながら車の中で門田さん親子にブルーシートとぬいぐるみを被るように言うと車を降りた。




門田さん親子は、ブルーシートとぬいぐるみを被り車を降りた。




かなり怪しい。




ぬいぐるみは、一応被れていたが上手くフィットしてない為何のぬいぐるみか分からずそれが、歩くのだから怪しいに決まっていたしブルーシートは、小さめに切られていたがやはり、海水浴場にブルーシートが動く姿は、異様だった。




美香は、ジーンズの裾を折り、スニーカーと靴下を脱ぐとビーチサンダルに履き替え大きめのトートバックを持った。




僕は、短パンにビーチサンダルだった。

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