神様修行はじめます!
神と呼ばれる一族
「あの、聞いてもいいですか?」

「なんでしょう?」

「じー様とは、どーゆー知り合いなんですか?」

少し落ち着きを取り戻したおばあ様に、あたしは聞いてみた。


聞きたい。聞かなきゃ。

正直、聞くのが怖いけど・・・。


でもそのためにここまで来たんだから。


「ここは一体、何なんですか? どうしてこんな不思議な世界が存在するの?」

「・・・え?」

「あなた達って何者? どうしてじー様のこと知ってるの?」

「・・・・・」

「あたしはどうして、ここにいるの?」


おばあ様は困ったような顔をした。


「どうしてと言われても返答に困りますが」

「だって・・・!」

「あなたは事情を知ったうえでここへ来たのでは?」

「違いますっ!」
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