ブラック王子に狙われて①
Chapter 2

デートのお誘い




“下僕”兼“彼女”兼“ペット”になって早1か月。


今日から夏休み。



私は、この日を今か今かと待ちわびていた。

だって、あの“ブラック王子”(腹黒)に会わなくて済むんだもん。




連絡先の交換はしたものの、夏休みの予定は立ててない。



ウフフッ。

私ってば、確信犯!!

あえて“夏休み”には触れずに…今日まで乗り切ったのよねぇ。




さぁ~て、何しようかなぁ…。

宿題でもしようかなぁ。

うん、英語の課題にでも取り掛かるとするか。



ピンポーン。




ん? お客さん?

今日は母親が友達とお芝居を観に行ってるから、今は私1人。





仕方なく、玄関へ。



< 39 / 150 >

この作品をシェア

pagetop