狼君逹のお姫様【完】
~第Ⅱ章~

私、誘拐されちゃった!?

私は急いで遼に行った。

そこで私は後ろから何かで殴られその場に倒れた。


「ぅ…、いた…い…。」


私は頭からもの凄い激痛が走った…
暗い倉庫みたいな所で、手と足には紐で括られていた。


「目は覚めましたか?、『桜華』のお姫様♪」


椅子に座り私を見下ろしながら誰かが言ってきた。


この声…何処かで聞いた事がある…。


「あな…たは…誰?、何故…私に…こんな事…を?」


「今日、紹介したじゃん♪俺は和多 鴇谷って♪ククッ…♪」


「嘘でしょ…?でも…この声は…鴇谷く…ん…。」


怖い…助けて…冴…。


「ほんとだよ♪、柚衣ちゃん♪」


鴇谷君は立ち上がり私に近付いて来た。
ど、どうしよう…!?


「本当に可愛いね~、柚衣ちゃんは冴達には勿体ないなぁ♪」


鴇谷君は私の顎を持ち上げニヤッと笑って言った。



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