溺愛兄に囲まれて。
その言葉がずっと欲しかった




―18年前。


那月は私の幼なじみだった。


那月は私より6歳年下で、だけどそんな歳の差も無いように仲が良かった。


そして結婚が早かった私には既に蓮、涼、翔という息子がいた。


その私が28歳、那月が22歳の春―


「…ほんと? おめでとう!」


「………」



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