溺愛兄に囲まれて。
大好きな家と家族と



落ちついた私に、高城さん―お父さんは聞いてきた。


「優那は…今のままがいいだろう?」


今のまま。


それは、あの家で、4人の兄たちと兄妹として過ごすこと。


「…うん」


私は、お兄ちゃんたちの妹だから。


< 121 / 203 >

この作品をシェア

pagetop