君と恋に堕ちた事について
2012年 冬
「今、幸せか?」

麻実が、振り返った。

「幸せだよ?どうして?」


「いや、たまに確認しなきゃと思って。」

オレたちは、名古屋に引っ越した。誰もオレたちの事を知らない。左遷されたのだから、会社の上層部は知っているのかもしれないが。

肩書きも、給料も今までより堕ちたが、そんな事は気にしていなかった。

「京介さんは、幸せなの?」

「あぁ。」

「良かった。」

麻実は微笑んだ。


ーー完ーー
< 123 / 123 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:33

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

守るべきもの

総文字数/22,886

恋愛(その他)89ページ

表紙を見る
思い出のきみ

総文字数/7,119

恋愛(純愛)37ページ

表紙を見る
透明な水

総文字数/8,812

恋愛(純愛)51ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop