今すぐ好きって伝えたい!
◇ジレンマ
【愛花SIDE】

「はぁ…。」

ため息は相変わらず止まらない。

今は自分の部屋で音楽を聴きながらベッドに横になっている。


あの事件から2ヶ月半が経った。

そんなに経ったのにこれといって全く進展がない。

話したい。

私は素直にそう思っていた。



でも…きっと拓也君はそんなこと思ってないんだろうな。

きっと倒れてたのが物珍しかったから。

きっと話したことがなかったから。

だから私を呼び出してくれただけだもん。


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