【完】★☆恋愛パスポート☆★
第6章 決断
家に帰った私は、「おばあちゃん、おばあちゃん」と叫んだ。

「あっ、いた。おばあちゃん、助けて。」

おばあちゃんは、のんきにせんべいを食べながら、お茶を飲んでいた。

「どうしたんだい?」

「2人から、告白された・・・どうしよう?」

奈々は興奮して答えた。


「おお、そんなパスポートだったんだねぇ・・・」

おばあちゃんは、にやり笑った。

「おばあちゃん、どうしたらいいの?」

「それは、お前が決めることだよ。」

とおばあちゃんはお茶を飲みながら言った。

「たしか、途中で返却したら、その間の記憶はすべて消えるんだよね?」

「なんだい、もう逃げ出すのかい?」

「そうじゃないけど・・・どうしたらいいかわからない・・・・」

私は本当に訳が分からなかった。たった数時間で、2人からのkiss・・・・



「奈々、恋は人を変える。成長させてくれるんだ。がんばりな。」
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