赤い薔薇の下で【六花の翼コラボ】
秘密の庭




――…そうして、数分後。


まりあ、神無、龍真、オーリィ、そして瑛の5人は『秘密の庭』へやってきた


……はずだったのだが。



「はぅ…瑛先輩、どこに行っちゃったんだろうねぇ」



オーリィが殺気に耐えてまで説得した瑛は、途中で



『なにか気配がする。行ってくる』



という言葉を残して消えてしまっていた。


その動きはまさに『忍者』で、神無はその動きを目で追えなかった程だった。



「ほんっとーに素早いよね、瑛先輩って」


「ホンマやで。僕、止める暇も無かったもん」


「………あれこそ、忍び」



三人もそう思ったようで、それぞれ肩をすくめて溜め息をつく。


と、その時




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