輝く光の中で
休暇の予定
早いもので、アルと付き合うようになってから、一か月が過ぎ、
毎日、予定がない限り、アルの部屋で生活している。

二人の生活にも慣れ、他の人たちにも私たちの関係は、バレる
事もなく、順調だ。

そんな時、久しぶりに蕾から電話がかかって来た・・。

『万梨阿、元気?』

「蕾、蕾こそ元気にしてたの?」

『うん、私は、元気よ!それより、年末、日本に帰るの?
 それともアメリカ?』

「智が、日本に帰ったから、父と母も今年は日本に帰るから
 私も、日本に帰るわ・・」

『ねぇー、日本に帰る前に、旅行しない?』

「良いわね、どこにする?」

『フランスかイタリアあたりでどお?』

「いつにする?」

と、はしゃぎながら電話をしていると、横からアルが抱き寄せてきた。

『クリスマスを、そこで過ごして、その後帰らない?』

「良いわよ!、じゃー、莉那に、どこのホテルが空いてるか
 聞いてみるわ!」

『うん、ついでに、瑠璃も来るから、瑠璃の分もね』

「了解、あー莉那、怒るだろうなー・・・・」

『そうだね、私だけ・・・・なんで行けないの・・・てね!』

「ほんと、智が莉那と同棲し始めたら、どこ行くにも付いて来る
 って、嘆いてたもん。莉那は無理ね!」

『じゃー、瑠璃にも連絡しておくわね!』

「うん、よろしくね」

と、蕾からの電話を切った。
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