長い夜の甘い罠【完】
十一、独占欲


――――――
――――
――


夢を見たわ。

男と一緒に行った海の光景が夢に出て来た。

そこには私と男の他に、私の家族を始め男の家族もいて凄く賑やかだった。

そういえばデートをしたあの時、海で抱き締めてくれたのは…私の感情を察していたからって事?

男は最初から私の事情を知っていたって言ってたわよね。

私の為に抱き締めてくれたって事よね…。

良い夢見なのか悪い夢見なのか一日中複雑な気持ちの中仕事を終えて、私はレストランへと向かった。


< 156 / 231 >

この作品をシェア

pagetop