幸せの掴み方
交際
圭祐は、柚葉のマンションから、歩いて自分のマンションに帰った。

柚葉の利用する駅と、自分が利用する駅は、一駅しか違わず、柚葉の
マンションから、圭祐のマンションまで、歩いても20分かからないくらい
の距離だった為、歩いて帰って来た。

圭祐は、今まで付き合ったことがないタイプの、柚葉に興味深々だった。

柚葉の、容姿は、決して派手ではないが、きちんと化粧を施し、着飾れば
化けるタイプだと思ったが、柚葉は、とにかく自分に自信がないらしく
性格も大人しかったが、

圭祐は、そんな飾らない柚葉との時間が心地よく、結局マンションまで
送ってしまった。

圭祐は、今まで、彼女以外に自宅まで送るような事は、したことはない。

セフレとは、いつもラブホで会い、ラブホで別れている。

自分の行動を不思議に思いながらも、圭祐は、明日、柚葉を誘い
どこへ行こうかと、ワクワクしながら眠りについた。

翌朝、圭祐は、気分よく目覚め、シャワーを浴びて、柚葉のマンションまで
車を走らせた。
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