復讐ストーカーゲーム1
作戦
「朝御飯よー! 2人とも起きなさぁーい!」


――うるさいなぁ……。


眠気眼で、布団の側のデジタル時計を手に取った。時刻は8時を指していた。


お袋は朝から料理の準備で大変なんだろうな。いよいよ、秋雄の彼女が拝めるのか。


非常に嫌な気分だ。


味方のいない家族に、また敵を送り込まれるようなものだ。


だが少しでも良き理解者の振りをし、女を紹介して貰わないとな。


自宅の人口密度が増えるんだ。それくらい当たり前だよな。これから家にお世話になるんだから。


さぁーて、顔を洗い、イケメン信介スタイルを作り出そうか。


「おう! おはよう信介!」
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