復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜

懺悔

奈々子は疲れと緊張が入り混じった顔で、警察署にいた。
平日だが、学校を休み、ここへ来たのだ。

婦人警察官に案内され、奈々子はある部屋へ入る。
机とイスだけがあり、まるで取調室のようだ。奈々子は汗ばんだ手を、ぎゅっと握り、イスに座る。

すぐにかっぷくの良い中年刑事が入ってきて、向かいのイスに腰かけた。

「どうも、自分は林といいます」

奈々子の緊張を解くためか、林は優しく微笑みながら、世間話を始めた。

「今日は雨だと天気予報で言っていたけど、外れだったね。自分は雨が苦手だから良かった」

次第に、話は昨日のことへと移っていく。