君がいれば
第九章 ○ ゆれる ○
この日は誰とも話すこともないまま、
家へと急いでいた。






_____12月24日の夕方


「今日は19時にタクの家で」



クリスマス...タクの彼女のゆんが興奮気味に言う。



「うん、俺の家!」


「「はーい」」


「ソナタ、可愛くして来いよ」



ソナタを誘惑するかのように聞こえた、その声は、
ソラの声だ。
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