サヨナラのしずく
俺の女だって印だ
あたしはまた毎日のように繁華街へ俊平に会いに行く日々に戻った。



繁華街を俊平に肩を抱かれながら歩く。



今まで何度もこうして歩いたのに、あたしの中の何が違うのか繁華街の景色が変わったような気がする。



人混みもうざったいだけだったけど、今はそうでもない。



と言うか、あまり気にならなくなった。





「お前、明日帰り遅くなっても大丈夫か?」


「大丈夫だけど」




好きだとお互いの気持ちを伝えあってから、もう2週間がたっていた。



俊平はあれ依頼キスすらしてこない。



いつも繁華街で遊んでご飯食べているだけだった。




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