愛し*愛しの旦那サマ。
お義姉サマ来訪


新年が始まり、数日が経ちました。

臣くんの正月休みも終わって、お仕事もはじまりました。


今朝は、どうしても臣くんに、朝からイッパツ熱いチューをかましたかったので、十分間の臣くんの寝顔一人鑑賞会をした後、

がしっ!

と、寝ている臣くんの顔を手で固定して(迷惑キマワリナイ)口唇を奪おうとした瞬間に―…


「きゃあっ……!」


臣くんから、ぶったたかれてしまいました。

おかげで、スッキリ素早く目覚められたみたいです。(どこが?)


臣くんはそれから、何時ものように朝食を食べて、準備をして、仕事に行きました。


そして、それから何時ものように片付けや掃除をしていると、

タラタラタララララン~

と、家の電話が鳴った。


「はい、さく……」


櫻井です。

そう言い終わらないうちに、


「幸代ちゃーん、おはよーう」


と、エレガントな女性の声が聞こえる。

何だか、このパターンは前にもあったような……と、軽いデジャヴ。

けれども、電話の主はお義母サマではない。


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