愛し*愛しの旦那サマ。
“F”の真相


感動的な挙式申込記念日から一夜明けた、日曜日の朝のこと―…


何時もの様に愛情を込めて、お味噌汁を作っていた私。

味噌をこそうと、味噌を入れた容器を開けると、味噌がほんのわずかしかないという事実。


しまった……!

うっかり忘れてた!


今朝は和食なのに……お味噌汁さんが不在なんて、とても困る!(私トシタコトガ……!)


しかたない。近くのコンビニまで走ってこようか……(味噌アルカナ……)


でも、何時もより、のんびりに朝食の支度をしてしまったこともあって、あと数分で寝室へ臣くん鑑賞会に行く時間になってしまう。


すぐに味噌を買いに出るべきか、せめて、少し臣くんを鑑賞してから出かけるべきか―…


と、悩んだフリをしてるけど、


ちょっと出かけるにしても、まずは臣くんの姿を拝んでからだよね!


と、ガスコンロの火を止めて、臣くんがまだ眠る寝室へと軽くスキップでおじゃましま~す。


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