逢瀬を重ね、君を愛す
あとがき

あとがき



*あとがき*


初めまして。
作者の鈴宮若菜です。

逢瀬を重ね、君を愛す。ご愛読ありがとうございました。
2009.11.23から書き始めたこの小説、ついに完結です。
途中、長い期間勝手におやすみをいただいてしまい、申し訳ありませんでした。

期間を置いてしまったせいで、書き方が変わったり、話が右往左往してしまっていますが、なんとか完結できたのは、感想ノートへのコメントをくださった方、続きを楽しみにしてくださった方、本棚に入れてくださった方。そして読んでくださった皆様のおかげです。
皆様のことがなければ、完結させようなんて思いませんでした。本当にありがとうございます。

鈴宮にとって初めての時代もの、そしてトリップ小説でした。
最初から彩音が現代へ帰ることは決めていたのですが、その後のことは全く考えてなかったので、本当にぶっつけ本番で書きました。


最後のシーンで、薫は彩音をあっさり返していますが、実はちゃんと葛藤しています。自分の気持ちに正直になって、彩音を入内させ、更衣にでもして閉じ込めようとも考えますが、遠花の事を思い出し、踏みとどまります。
そして、あの祈祷の場で彩音にとっての最善の策、それは元の世界に戻すこと。と勝手に解釈しそれを実行します。薫に清雅のような特別な力はありませんが、彩音がこの時代に来たのは自分のせいだと信じて疑わなかった薫の想いの強さが時空をゆがめ、彩音をもとの世界にもどしました。そして、自分とかかわったことで彩音の人生に影響が出ないように記憶も消します。想いの強さって素敵ですね(笑)

そして、最後のお寺。春香さんは、蛍と桜乃の子孫です。
そして、伝わる言葉。

蛍に想いを託して=蛍に約束をたくして
桜に秘密を託して=桜(と桜乃をかけてます。)に自分の秘密(気持ち)を託して。

桜の根元に隠していた櫛には、くるしみもともに(求婚)、再会を願って、という意味があるらしく、その意味を拝借しました。


最後は駆け足となってしまいましたが、個人的には満足な結末です。
本当に長い間、ご愛読いただきましてありがとうございます。
ファンの皆様はじめ、本棚に入れてくだささった皆様、コメントをいただきました皆様、続きを楽しみにしてくださった皆様、本当に、本当にありがとうございました。
この完結は、皆様のおかげです。


また、新しい作品で出会えますように。



2009.11.23~2014.02.16 鈴宮若菜  

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