ケータイ小説『ハルシオンのいらない日常』 著:ヨウ
あとがき

作品を最後まで読んでくださり、本当に ありがとうございました。また、数ある 作品の中からこちらに来ていただけたこ と、とても嬉しく思います。

本作品のあらすじは、一年以上前から考 えていたもので、当時すぐにでも書き切 りたいと思っていたものの、完成がこん なに遅くなってしまいました。ここ半年 ほど、私生活の変化や仕事多忙によって 小説サイトにアクセスする回数が激減し ていた、それが大きく影響しています。

毎週のように小説を更新していた頃に比 べ、本作品の創作中は詰まるような気分 になることもありましたが、勢いだけを 頼りに下書きをしました。加筆もほとん どしていません。書きたかったことを思 う存分書けた、そんな心持ちでいっぱい です。

久しぶりに小説を完成させましたが、ひ とつの作品を完結させる時独特の達成感 や充実感はやっぱりいいものでした。

本作品は、『ケータイ小説シリーズ』第 2弾になります。前作『ケータイ小説 「肌」 著:マサキ』と同じく、ケータ イ小説シリーズではケータイ小説を書い ている登場人物をテーマにしています。

本作品の主人公、ヨウこと雨宮夜空 は、自分の境遇を悲観し荒れた心持ちで 過ごしながらも、過去に救いの手を差し のべてくれた海瀬海を想い続ける純粋な 女性です。

幼かった彼女の成長を表現し、海と夜 空、二人が離れて過ごした空白の数年間 を想像していただけるような物語を目標 にしました。

海と夜空。主要人物二人の名前は、彼ら の関係性を込めて名付けました。空と海 は離れているようですぐ隣にあるという 意味で……。女の子側の名前は、空部と 重ねて最初は『空』にする予定でした が、結局『夜空』になりました。空より 夜空の方が陰を感じるという主観があっ たからです。彼女の性格を表せているよ うな気がしました。

長々と語ってしまいました。この辺りで あとがきを終わろうと思います。

貴重なお時間をさいて読みにきてくださ り、本当にありがとうございました。

また、他の作品でお会いできることを 願って。


2014年2月18日(火)
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