彼がグラドルを嫌う理由
変人カメラマンの素顔



「早く、脱げよ」



以前のスタジオに私と彼の2人だけ。


水着一枚の私に投げかける。



「脱がねえなら、俺帰るから」


「待って、ぬ、脱ぐ……」



さすがに、オールヌードはやったことない。


清純派で通ってる私にはまだまだ無縁だと思ってた。



大丈夫!水着と対して変わんない。



そう言い聞かせ、震える手で首元の紐をするりと解いた。



そして下も脱ぐ。



私を隠すものはもう何もない。



ポーズを取ってカメラに向かってニコリと笑う。


笑顔がぎこちない。



カチャ!っとシャッターが切られた。



< 4 / 13 >

この作品をシェア

pagetop