トレモロホリディ
新しいバイト先は様々な人が集まるようで
偶然足を運んだ定食屋。


お店の名前は「ほなみ」と言って、あの女性店主の名前から来ているそうだ。


穂波さんはバツイチで子供なし。


年齢はヒミツと、あの後話してくれた。


時給も普通のアルバイトよりは全然高いし、アパートから近いし、ラッキーだったと思う。


その日の夜は引越しの疲れもあって眠ってしまったけれど、


次の日は無理矢理夜更かしをして、昼間に眠った。


それを二回繰り返し。



ついに定食屋でのアルバイトが始まった。





私は当面、ホールの仕事をメインに頑張ることになった。


大学の頃も飲食店でのバイト経験はあったし、初日とはいえ、それほど緊張はしなかった。


営業が始まってすぐは、仕事帰りの男性客が多かったけれど。


夜中1時を回ってくると、キャバ嬢なのか、派手な女の子達が大勢やって来た。


その波が少し落ち着いて来ると、これまた飲み屋のお姉様と思われる方達が次々にやって来た。


その女の人達のお客さんなのか、男性客も数多く訪れていた。


夜中の営業ってどんな感じなんだろうと思っていたけど、意外にお客様が途絶えることはなくて。


気がつけば、朝の6時になっていた。
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