恐愛同級生
束縛と執着

月曜日。

あたしはハァと一度大きく息を吐くと教室に足を踏み入れた。

「あっ、莉乃おはよ~」

「おはよう」

クラスメイト達とあいさつを交わしながら好未の席に目をやる。

だけど、まだ好未は来ていないようだった。

少しだけ胸を撫で下ろして自分の席に着いた時、桜がやってきた。
< 181 / 303 >

この作品をシェア

pagetop