彼は、魔法使い
仮の魔法使い
でも「話したいことがある」なんて言っときながら、何も話さずに隣を歩く、來都。


何がしたいんだ、來都は、、、


「で、どこまで付いてくんのよ」

「とりあえず、芹香の部屋」


は?


なんで、あたしの部屋?


「住むとこの契約、明日でさ~。泊まるとこが、ないんだよね」

「ホント、計画性のない奴」


そんなことを言いながらも、断る気にはならなかった。


まぁ、兄弟だし。


野宿とかして、なんか合っても心配だし。


「芹香には言われたくねぇよ」

「あたしは、それなりに計画立ててます」


ちゃんと住むとこ決めてから、日本にだって帰ってきたし。

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