それでも僕は君を離さない
β.初デート
約束の日曜日

私は温かいカプチーノをすすりながら

この間と同じカフェの奥の席に座った。

「待った?」彼が来た。

「いえ、大丈夫です。」

私はまだ彼の完璧なえくぼスマイルになかなか慣れずにいた。

たぶん私が単に男慣れしていないだけでなく

彼の私に対する態度や接し方にかなり疑問を感じるからだと

自分で納得できた。

< 15 / 126 >

この作品をシェア

pagetop