愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
14、やっぱり天の邪鬼かもしれません
 パーティーは終わった。

「じゃあ、瑠璃さん、萌ちゃんは僕が送って行くので心配しないで下さい。お2人はゆっくり楽しんで下さいね。お休みなさい。良いお年を」 
 片山くんがいつのも天使の笑顔で微笑むと萌ちゃんを連れて、部屋を出て行った。

「お休み~。良いお年を!」

 萌ちゃんは酔ってたけど、片山くんが一緒なら大丈夫だろう。

 西島さんと一ノ瀬くんも二人並んで挨拶して来る。

「良いお年を。程々にな」

「末永くお幸せに。良いお年を」

「またどっかで飲み直すんだろ?お前らこそ、変な女に捕まらないようにな」

 誉が意地悪く笑う。

「西島さん、一ノ瀬くん、良いお年を。プレゼントありがとうございました」
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