不器用なシンデレラ
8、隠し事は辛いです
 朝起きると自分の部屋にいた。

 普通にパジャマを着ていたが、身体が気だるくて下腹部が何となく痛い。

 理人くんはいない。

 それもそうだ。

 時計を見れば10時過ぎ。

 とっくに会社は始まっている。

 私は忌引きで今日まで休み。

 でも、悲しみに暮れている暇はない。

 アパートを探して、家の家具を処分しなければいけない。

 祖母のものも処分しなければいけないのは辛い。

 でも、現実は待ってはくれないのだ。

 やらなければいけない事はたくさんある。

 考えるだけで頭痛がする。

 額に手を当てながらゆっくり起き上がると、浴室に向かった


 パジャマをゆっくり脱いでふと目の前の鏡を見ると、いつもとちがう自分が映っていた。
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