ずっと、好きでいる。
対峙する息子と祖父母。







「・・・・・・・・・・・最悪。」







頭を抱える藍。







目を凝らし、声のする方を見ると







そこに立っていたのは、藍の母親だった。









「・・・・・・・・・・そーいえばお母さん、今日はお偉いさんと食事とか何とかでまだ帰ってなかったわ」







『タイミング悪すぎ』項垂れる藍。







藍の母親は、腕が立つ弁護士だ。







勝気で口の立つ藍でさえ、言い勝つ事の出来ない最強の相手。







・・・・・・・・・・・心の準備が出来ていなかった。







藍の母親に、優貴の事をどう伝えたら良いのだろう。
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