君がいてくれたから
また俺は


ある事件が起きた


それは爆破事故


修学旅行で京都に来ている時に


俺らのクラスはそれに巻き込まれた


幸い俺は生き残ったが


他のみんなは駄目だった


俺はまた一人になってしまった


悲しくない


そう思っていたのに


この時だけは涙が止まらなかった


その時


後ろから声がした


(たく…み、泣かないで…)


その声は


間違いなくリンだった


俺は周りをキョロキョロして


リンを探した


だがリンは死んでいるのだから


いるはずがない


だったら


なんなんだ?



(たくみ…たくみ)


ほらまただ


どこにいるんだよ


リン!


(たくみ…上だよ)


上だと?



俺は上を見上げた


そこにはいるはずのない


リンがいた


「リン…?リンなのか?」


(うん。そーだよ…リンだよ)


そのリンの体は透けていた


リンは


幽霊になってしまったのだ
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