ずっと、好きでいる。
ボクらの家族。













----------------幸せな結婚式は終わり、新婚旅行も楽しいまま終了。








また、藍と優貴とオレの3人の生活が始まった。








些細なケンカはあるけれど、それでも楽しい生活。








そんな日々が暫く続いたある日








「・・・・・・・・・・・・大貴、あのね」








いつも通り1日が終わり、ベッドに転がり眠りにつこうとしていたオレに、藍が少しトーンを落とした声で話掛けた。








藍が真面目な話をしようとしている。 声色ですぐ分かった。








「どうした?? 藍」








身体を起こし、藍と向き合うと








「・・・・・・・・・・赤ちゃんが出来ました。 2ヶ月だって」








藍が嬉しそうに、でも少し顔を強張らせながらオレの顔を見た。








「・・・・・・・・・・・ホントに?? ホントに!?? 藍ー!! 嬉しいよー!!」








驚きと嬉しさ余って藍に抱きつくと









「うん。 ワタシも嬉しいよ。 凄く嬉しい」








藍がそんなオレの背中を擦った。








「・・・・・・・・・・・・でも、優貴に話すのはもう少し待って欲しい」








凄く嬉しいと言った藍は、手放しでは喜んでいない様だった。
< 223 / 278 >

この作品をシェア

pagetop