LOVE School LifeⅡ【完結】
1.色々な脅威


あれから、私はどうにか自分の家まで歩く。

顔がぐちゃぐちゃだし、もう、色々汚いと思う。



でも、どうでもいい。


絶対、好きになんかなりたくなかったのに。
絶対、好きにならないって思ってた。


カッコいいとかじゃない。


秋人の、どうしようもなく不器用なとことか。
意味もなくヤキモチ妬いたとことか。
……切なく笑う顔とか。


そんなとこに惹かれたんだ。


こんなにも傷付くなら、期間限定の彼女なんてしなきゃよかった。


バカ、だ。私は。大バカだ。



自分の部屋に籠ると、涙がまた溢れ出る。
さっき、あんなに泣いたって言うのに。


目元を擦り過ぎて、痛い。
時折漏れる声も枯れてる様な気がする。


帰路、じろじろと見る好奇な視線がうざくって。
だけど、涙を止めることなんて出来なくて。


いっその事、大雨でも降ってくれたらいいのに。
天気の野郎、気が利かねえ。とか、変な事まで思ったりした。
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